名古屋大学
地震工学・防災グループ

　 「防災フェスタ」は、2007年3月、市民・大学・企業・行政の協働によりスタートし、名古屋大学を会場として開催されました。「この地域を災害に強い まちに！」との熱き思いは、地域住民を巻き込み、千人にも及ぶ市民が参加しました。フェスタ終了後、地からわき上がるこの活動を継続・発展したいとの思い は参加者一同の共感を呼び、フェスタの継続と各地での巡回を誓いました。2008年は港区と緑区、2009年には名古屋市を離れ、岡崎市と安城市、 2010年は再び名古屋市の中心、栄・久屋大通、そして2011年には名古屋テレビ塔で開催されました。

　 愛知県では、小・中学生を中心とした青少年を対象に、地震から命を守るための「家の耐震化」、「家具の転倒防止」を主眼においた「耐震まちづくり」啓発 活動を新たに提案し、これまでにその枠組みづくりや教材作り等の準備、試行を行っています。当研究グループも、本事業に参画しました。

　振動実験教材「ぶるる」は、社会とともに育ち、人の協働の輪を広げ、安心なまちを作っていきます。地震の怖さ、 耐震の大切さをわかりやすくインパクトを持って伝え、気づきを与えます。楽しく、作り、揺すり、壊し、リアルに体感して、耐震化のエッセンスが学べます。