海溝型の地震では内陸での地震に比べ、非常に長周期の地震動が卓越します。ゆえに、ゆっくり揺れやすい高層ビルが共振し大きく揺れてしまうことで大被害が懸念される問題です。これが長周期地震動問題です。
長周期地震動問題による被害を防ぐためには、地盤の揺れやすい周期を避けて建物を設計する必要があります。
既設の建物の場合は、揺れを低減させるための制震改修を行うなどの対策が考えられます。
つなひきぶるるとは、高層建物のオーナーや住人の方々に、長周期地震動による揺れの怖さと対策の必要性を実感してもらうための教材です。
レール上に設置した台車の両端に綱をくくりつけ、人力で左右に引っ張ります。 原始的な手法ですが、既存の振動台では再現できない長周期・ロングストロークの揺れを再現するには最も効率的です。
<関連ページ> 地震の揺れの周期の違い:手回しぶるる 振動台による長周期地震動の再現:自走式ぶるる 制震補強による効果の実験:木造倒壊ぶるる Fukuwa.lab 2005.12.18
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Fukuwa.lab 2005.12.18