SMAC (SMAC-MD, SMAC-MD II) 操作方法

last update 2004.9.10.Fri.
This file is written by Kojima Hiroaki (Nagoya Univ.)


使用するソフト

通信ソフト Hyper-terminal, Tera-termなど何でもO.K.

SMAC-CG

SMACで収録されたファイルの表示+簡易分析


データの回収

機器の接続
  SMAC-MD  : RS-232C用ストレートケーブル + 専用ケーブル
  SMAC-MDII : RS-232C用クロスケーブル

データの回収

0.

HyperTerminalの起動

1. >

コマンド入力モードにする

2. PSW ****

パスワードの入力(大文字)

3. STA

SMACの状態の確認
  時刻,メモリ残量をチェックすること!

4. DIR

イベントリストの表示
  データ番号とトリガ日時をメモする。

5. DAT<file No. >

収集するデータの指定
→ツールバーの転送 > ファイルの受信(Xmodem)
 →保存するフォルダの指定
  →ファイル名の入力(dat*** *にはNo.を入力)
   →転送終了後 > が表示される

6. END

作業終了
<注意1>

 作業終了後に「end」を入力しない場合,SMACは外部通信モードになっているため,地震が起こってもデータの収集は行わない。したがって,作業終了時には必ず「end」を入力すること!


その他のコマンド

  HLP
  MCL
  RUNnn
  CALnn
  SECyy-nn-dd hh:mm:ss

モニタコマンドの表示
メモリの消去<注意2>
キーボードトリガでnn秒の記録を録る
キャリブレーションをnn秒録る
時刻変更

<注意2>
 「mcl」コマンドはファイルを指定して実行することが出来ないため,SMAC内の全てのデータが全て消去される。したがって,「mcl」コマンドを使用する際は十分留意して作業を行う必要がある。
 SMAC内のデータはメモリの容量が一杯になると,自動的に上書き保存される。この場合上書きされるデータはSMAC内のデータで最も小さな記録から消去される。


高度な設定

よく分からない人は,ここに書いてある設定をしないで下さい。

PCから設定可能なコマンド

トリガレベルの変更

SETn

SET    : 現在のトリガレベルを表示
SET1 ** : CH1のトリガレベルを**(gal)に変更

イベントタイマーの変更

ECTn

ECT   : 現在のイベントタイマーを表示
ECT60 : イベントタイマーを60secに変更
   <注意> nは15~999

通信の優先順位の変更

TREn

TRE  : 現在の通信設定を表示
TRE0 : 地震優先
TRE1 : パーソナルモデム優先

チェックサムの変更

BCSn

BSC  : 現在のチェックサムを表示
BSC0 : SUM(128)
BSC1 : CRC(128)
BSC2 : CRC(1024)

サイト名の変更

SNA ****

SNA    : 現在のサイト名を表示
SNA *** : ***にサイト名を入力


本体からのみ設定可能なコマンド

電源を落とす場合

POWERスイッチをOFFにする
SHIFT+MAXキーを押し保守状態にする
99-999 SHIFT+MAXキーを押し,原電をOFFにする
(99-999はバッテリーをOFFにするコード)

トリガモードの設定

12-001 SHIFT+MAXキーを押す
    0 トリガモードを表示
      (And = 1 (2 out of 3), Or = 0)
ESCキーを押して地震待機状態にする

タイムコード記録の設定

12-002 SHIFT+MAXキーを押す
    1 タイムコード記録のON/OFFを表示
      (ON : 1, OFF : 0)
ESCキーを押して地震待機状態にする

正秒起動の設定

12-003 SHIFT+MAXキーを押す
    0 正秒起動のON/OFFを表示
       (ON : 1, OFF : 0)
ESCキーを押して地震待機状態にする

遅延時間の設定

15-011 SHIFT+MAXキーを押す
    10秒 遅延時間を表示
       (遅延時間は00~60の範囲) 
ESCキーを押して地震待機状態にする

RS-232C通信速度の設定

17-004 SHIFT+MAXキーを押す
     5 RS-232Cの通信速度を表示
     (0 : 300   1 : 600     2 :1200  3 : 2400
       4 : 4800  5 : 9600   6 : 19200 7 : 38400)
ESCキーを押して地震待機状態にする


Hyper Terminal の設定

1. アイコンの選択
2. 接続方法
3. 詳細設定

好きなものを選択
「com1へダイレクト」を選択
<com1のプロパティ>

 

・ビット/秒
・データビット
・パリティ
・ストップビット
・フロー制御

9600
8
なし
1
ハードウエア


データファイルの時刻校正日時の確認方法

SMACで収録されたデータ(通称:SMAC型データ)をsmac-cgを用いて,ヘッダ情報の確認を選択。
ヘッダの0020H行 08~0d列に時刻の較正日時が,時分秒の順に示されている。