2. 各種設定
2.1 収録機とパソコンの接続
2.2 QuickTalkの起動
2.3 時刻の設定
2.4 パラメータの設定
2.5 データ収録の設定
5. teminal画面で使用するコマンドの解説 ・・・たくさん増やしつつあります
7. その他の情報
7.1 DC電源ケーブルに関して
7.2 GPSのLand modeとStatic mode
7.3 GPSケーブルの延長,分岐
7.4 使用するメモリカードに関して
7.5 Minimum Run Timeに関するバグ
7.6 Etnaを使用した常時微動計測の注意事項
7.7 ローレベルフォーマット
※ このマニュアルは,私がメモがてら作成したものです。詳細は,Kinemetrics発行のマニュアル(英語)を参照して下さい。
※ このマニュアルは,Altus File Assitant が公開される前から作成しているため,Altus File Assitant を使用する場合は,
マニュアル内の Quick Talk と書かれている部分を,適宜 Altus File Assistant と読み替えて下さい。
Quick Talk
Etna, K2との通信ソフト:各種パラメータの設定,データの吸い上げを行う
Quick Look
Etna, K2で収録されたEVENT(拡張子は.EVT)ファイル表示(波形のみ表示)
STMAP
Etna, K2で収録されたEVENT(拡張子は.EVT)ファイル表示・簡易解析・データ変換
Altus File Assistant
Etna, K2との通信ソフト(COM, TCP/IP, モデムによる接続が可能)
同時に複数の機器との接続が可能
K2CROP
Etna, K2で収録されたEVENT(拡張子は.EVT)ファイル表示(波形のみ表示)
長時間の記録を見るのに適しています。
各種パラメータの設定にはQuick Talkを用いる。ここでは各種パラメータの設定の他にQuick Talkの基本的な操作方法も示す。このマニュアル中では,Altus Etna,K2を収録機として表記する。
2.1 収録機とパソコンとの接続
収録機とパソコンとを接続するための専用ケーブルを用意して,収録機側面の中央にあるコネクタと,パソコンのRS-232Cコネクタを接続する。
RS-232Cコネクタがない場合は,USB-シリアル変換ケーブルを使用して下さい。
私は,秋月電子のUSB-シリアル変換ケーブル(M-00720)を使用しています。
<補足>
・Quick TalkはCOM1~COM4までの設定選択が可能。
File Assistantでは,COM1~COM20までの設定選択が可能。
・File Assistantでデータ回収等の操作が安定して行えない場合があります。このような場合には,
COMポート番号変換プログラムを使用して,Quick Talkで接続して下さい。2.2 Quick Talkの起動
2.2.1 通常の操作
・ALTASフォルダ内のQuick TalkアイコンをダブルクリックしてQuick Talkを起動する。
・起動したら通信ポートの選択画面が現れる(図2)ので,com1と19200baudを選択し,OKボタンをクリックする。通常はこの時点で,収録機との通信が可能となり,Quick Talkの画面上に収録機の状況が表示される(図3)。
※ デフォルトのボードレートは19200baudだが,57600baudを選択して下記のようにしてボードレートを合わせれば通信可能である。
57600baudで接続すればデータ回収は3倍速で行える。2.2.2 Quick Talkの画面上に収録機の状態が表示されない場合
(原因1) 収録機とパソコンのボードレートが合っていない
(対処方法)
・terminalウィンドウを出して,バックスラッシュを3回押し,*(アスタリスク)が表示されたら,通信可能な状態となる。
・それでも何も表示されない場合,あるいは,文字化けしている場合は,Ctl + Bキーを約1秒間で2回押してボードレートを変更する。この操作によって,ボードレートが合うと,terminalウィンドウに \\\ が表示されるので,バックスラッシュを3回押し,*(アスタリスク)が表示させ,通信可能な状態とする。
・それでもなお何も表示されない場合は,上記の操作を繰り返す。
・ボードレートは7 or 8あるので,万が一操作を繰り返しすぎて,マッチするボードレート通り越してしまっても,同じ操作を繰り返せば良い。(原因2) 収録機の電源が入っていない
(対処方法)
収録機のふたを開け,スイッチをOPERに切り替える。
2.3 時刻の設定
収録機の時刻較正は下記の3種がある。これらはQuick Talkの画面のDate: を見ると確認できる(図3)。
- RTC:収録機の内部時計による時刻
- KEYBORD:パソコンで設定した時刻
- PC:パソコンの時刻と同期させた時刻
- GPS:GPSで時刻較正された時刻
2.3.1 PCとの時刻の同期
Quick Talkの画面上の,最上段のALTUS Status画面の中にあるSet Timeを押し,PC Timeパネルを押す。
2.3.2 GPSの設定
GPSを用いた時刻校正の方法はGPSに関するコマンドで記述する。
GPSの操作を行うために,DGとタイプする。そうすると,DG>と表示されるので,GPSの操作が可能となる。
- DG> GPS STATUS:GPSの状態の確認
GPSの状態が表示される。表示される内容は,GPSがいつロックされたか?時計との同期はいつ行われたか?etc.
- DG> GPS DIAGNOSTICS:GPSの状態をリアルタイムで表示
コマンドを入力後,サブコマンドのC, F, G, H, S, T, Z, Qをタイプすると下記のことが表示される。
- C ( clock sync ):GPSと収録機の時計のシンクロ。
GPSをロックした場合にこのコマンドを実行すると,GPSと収録機の時計がシンクロされる。しかし,時々シンクロに失敗するため,シンクロに成功したかをZコマンドかGPS STAで確認する必要がある。
- F:ファームウェアのバージョンを表示
- G:GPS DIAのヘルプファイルを表示。
- H ( health ):GPS がロックされているかを確認。
- S ( siglan level ):GPSのシグナル情報の表示。
シグナルの値は3つのGPSで10以上の値となっていれば,良好な状態である。
GPSアンテナの設置場所によっては1つもGPSが捕らえられない場合もある。- T ( time ):収録機とGPSの時刻を表示
- Z ( GPS status ):GPS STAで表示る情報の表示。
- Q ( quit ):GPS DIAの終了
- GPS SYNC:GPSと収録機の時計のシンクロ = DG> GPS DIA C
- GPS PARAMERTER:現在のGPSのモードを確認・変更。
EtnaのGPSには衛星を3つ利用して時刻校正を行うLand mode(緯度・経度・高度も校正される)と衛星を1つだけ利用して時刻校正のみを行うStatic mode の2種類のモードがある。デフォルトではLandモードが採用されている。衛星の信号の受信状態が悪い場合は,受信状態の良い場所でLandモードで大まかな場所を決定後,Staticモードに変更して収録機を設置場所に移動する。設定手順はterminalで以下の操作を行う。
- GPS動作時間の設定
*EDIT
EDIT> GPS 0 30
EDIT> Q- Land modeへの設定変更
*DG
DG> GPS PAR 1 4 2.2 12 5- GPSロックの確認
DG> GPS STA
このコマンドを実行すると,
Last GPS Lock At:
に日時が表示される。これが校正開始後の時刻であればOK。- Static modeへの設定変更
DG> GPS PAR 4 4 2.2 12 5
DG> Q
- Etnaの電源を切らないようにして設置場所に移動する。これで設定終了。
2.4 パラメータの設定
パラメータの設定は, Recorder > Aquisition Control を選択し,Aquisition Controlパネル(図4)内のEdit Paramertersを選択する。Edit Paramertersパネルには下記のパネルがある(図5)。収録機のパラメータを変更する場合はFrom Recorderを選択して,収録機の設定をPCに読み込む。表示文字が黒い場合に設定変更可能(図6)。
- Station.. : Station Parameters(図7)
- Channel Selection:Ch1~3をチェックする。
- Modem... : ALTUS Modem Parameters(図8)
- モデムを使用しない場合は,全て設定する必要なし。
- Streams... : Stream Paramerters(図9)
- Pre-event Time:Pre-Triggerの前に記録する時間長の設定。
最大値は収録機の持っているメモリの量による。
Etna(100Hz×3ch)の場合:96sec。
K2(100Hz×9ch)の場合:32。
当研究室では30secと設定することが多い。- Post-event Time:Post-Triggerの後に記録する時間長の設定。
最大値は65000sec。当研究室では60secと設定することが多い。- Min Run Time:最小収録時間の設定。最大値は65000sec。
当研究室では120secと設定することが多い。
- Primary Storage:初めに記録するメモリカードの選択(PCMCIA A: or B:)。
- Secondary Storage:二番目に記録するメモリカードの選択(PCMCIA A: or B:)。
- Sampling Ratio:サンプリング振動数の選択(100Hz or 200Hz or 250Hz)。
- Stream Trigger Sources and Weights:収録機のトリガを決める。ch1~ch3のいずれかがトリガレベルを超えた場合に収録機を作動させるためには,ch1~ch3 = 1にする。同様に,ネットワーク( Network ),キーボードトリガ( Keyboard ),外部トリガ( External )を作動させたい場合は,それぞれ値を1にし,作動させたくない場合は0にする。Detrigger WeightとTrigger Weightは1にしておく。
Etnaを連動して使用し,キーボードトリガでトリガを掛ける場合,MasterはKeyboardのみ1とし,SlaveはExternalのみ1とする。
- Serial Data.. : Serial Data Streams Transmission(図10)
- Mode:MODE1を選択。
- Data Format:UNCOMPRESSED, COMPRESSEDどちらでも可。
- Timing... : Timing Parameters(図11)
- UTC Offset:GPSを使った時刻較正をするために,グリニッジからの時差である9hoursを入力。
- GPS
- Power ON Interval:当研究室では30 minutesと入力することが多い。
- Max. Power ON Duration:GPSの連続動作時間の入力。この設定により,GPSの受信状態の良い場所でGPSをロックしてからEtnaを設置場所まで移動することが可能。当研究室では30 minutesと入力することが多い。
- Channels... : Channel Parameters(図12)
- Edit Channel:トリガの設定したいチャンネルを選択。
- Threshold Trigger:トリガをフルスケールに対するパーセンテージ(...%FS)で設定。
- Threshold Detrigger:デトリガをフルスケールに対するパーセンテージ(...%FS)で設定。
<補足>
フルスケールが2.5Gの場合,0.100%FS = 2.45gal
<注意>
トリガの設定は各チャンネルでそれぞれ行う必要があるので,注意すること!!!
- DigFldStation.. : Digital Field Station (図13)
- 設定する必要なし
パラメータの設定が終わったら,(図14)のように設定変更をした項目には●がつく。To Recorderを押すことでこれらの設定を収録機に反映させる。パラメータの設定は以上なので,Closeを押して,Edit Parametersを閉じる。
2.5 データ収録の設定
Quick Timeのterminal画面で以下の設定を行う。コマンドは小文字入力をしてもOK。
- AQ FILE 0
ツリー・ディレクトリ・ファイル構造
(日付毎にEVTファイルが収録される。しかし,まとめてデータ回収をする場合は不便)
AQ FILE 1
フラット・ディレクトリ・ファイル構造
(まとめてデータ回収する場合は便利。しかし,ノイズが多く取れてしまう場合は,重要なデータを探すことが大変)
(石垣LANアダプタに接続する場合は,フラット・ディレクトリ・ファイル構造にする必要がある。)
- AQ AUTO_DELETE 1
メモリ容量が残り90%を切った場合,peak-to-peak値の最小値からデータを消し,新しいデータをメモリに上書き保存する。
AQ AUTO_DELETE 0
メモリに上書き保存を行わない。 (デフォルトはこの設定)
動作確認はKey Board Triggerか,Functional Testを用いて行う。
どちらもRecorder > Aquisition Control を選択し,Aquisition Controlパネル(図4)から操作を行う。
<方法1> PCと収録機をケーブルで繋いでデータを吸い上げる (データ量の少ない場合)
<方法2> 収録機の電源を入れたまま,メモリカードを抜いてPCに直接読み込む(余震の発生確率が高い場合)
<方法3> 収録機の電源を入れたまま,メモリカードを抜いてPCに直接読み込む(余震の発生確率が低い場合)
<方法4> 収録機の電源を落としてから,メモリカードを抜いてPCに直接読み込む
コマンドは大文字・小文字の区別はされていない。
5.1 現在状況の確認
・ STA 現在状況の確認。
メモリの残量,時刻の校正,バッテリの状況などをチェックする5.1 メモリカードの操作
基本的にはDOSプロンプトと同様に扱うことが可能である。
この操作を行うと,本当にフォーマットを行うのか確認メッセージが出てくるので,フォーマットする場合はYを,フォーマットしない場合はNを入力する。Yを入力した場合,さらに確認メッセージが出てくるので,DESTROYと入力するとフォーマットが行われる。
カードが新品の場合は,別に記載してあるローレベルフォーマットを行う必要がある。
5.2 収録条件の操作
5.3 手動でトリガを掛ける
5.4 収録されるファイルの名前を変更する
まだまだ続く・・・
石垣LANアダプタとは,シリアル(RS-232C)- LAN(10Base-T)変換器のことである。
6.1 石垣LANアダプタの設定
( 1 ) ターミナルソフト(ハイパーターミナル)を起動
・通信設定:COMPORT ( 1 ) 及びボーレート ( 9600 )
( 2 ) LANアダプタの再起動
・LANケーブルを外す。
・電源ケーブルを外して,すぐまたつなぐ。( 3 ) ターミナルソフト上で,「Cntl + C」を押す
→ LANアダプタの設定画面が表示。以下の設定を行う。(「 」内の数字を入力)
・「2」プロトコル - 「1」ソケット
・「3」ソケットデータ - 「2」トランス - 「1」YES
・「4」ネットアドレス - 「1」MYアドレス - アドレスの入力
・「4」ネットアドレス - 「2」ポートNo. - ポートNo.の入力
・「4」ネットアドレス - 「4」サブネットマスク - サブネットマスクの入力
・「6」シリアルポート - 「1」スピード - 「7」576000
・「6」シリアルポート - 「5」フローコントロール - 「1」NONE
・「8」EXIT - 「2」Save( 4 ) LANケーブルの接続及びLANアダプタの再起動
以上で設定終了
6.2 収録機の設定
Quick Timeのterminal画面で以下の設定を行う。
・BAU 576 ・・・転送速度 57600bps
・AUTO 1 ・・・転送速度固定
・AQ FILE 1 ・・・フラット・ディレクトリ・ファイル構造
<注意>
フラット・ディレクトリ・ファイル構造にするとファイルが消えるため,作業前に収録データをバックアップすること!
7.1 DC電源ケーブルに関して
・過去に,EtnaをAC電源のない場所で使用する場合,12Vの自動車用バッテリ(80D26R)を使用した。DC電源をEtnaとをつなげるケーブルは,Pin-Cが正(+),Pin-Dが負(-)となるように作る。
・自動車用バッテリは1つで約1週間もち,2つ並列つなぎで使用すると約2週間もつ。7.2 GPSのLand modeとStatic mode
・詳細は2.3.2 GPSの設定に記載
7.3 GPSケーブルの延長,分岐
・Etnaに付属しているGPSのケーブルは30mであるが,これを延長する場合にはテレビ用の同軸ケーブル(S-5C-FB 75Ω)を使用する。当研究室では約70mに延長したことがある。
・分配機(MASPRO 社の3SPFS<電流通過型>)を使用して,1つのGPS信号を分岐させ,2つのEtnaで利用したことがある。7.4 使用するメモリカードに関して
・当研究室では,Etna, K2とものメモリカードとしてコンパクトフラッシュを使用している。SunDisk,MELCO,I-O DATA,MITSUBISHI CHEMICALの64MBまでのコンパクトフラッシュは動作確認済み。128MBはSunDiskのみ動作を確認。他メーカーは不可。
・ADTECのコンパクトフラッシュは動作しなかったので購入の際に注意すること。
・SunDisk 256MBは使用可能。
2007年末の時点で,SunDisk 256MBのCFは生産終了。7.5 Minimum Run Timeに関するバグ
Etna, K2ともにパルス的な地震動の場合,Minimum Run Timeが正常に動作しない場合がある。この現象は,トリガレベルを越えた時間が非常に短い場合に、測定は開始されるけれども、ミニマムランタイムの処理をするプロセスが、トリガーを見落とすのが原因。このバグの解決方法は,プログラムをAltus K2,ETNAともに,v2.89にバーションアップすることで解消する。バージョンアップは,電話回線経由で可能なケースもあるが,v2.89へのバージョンアップでは,Boot Loaderも変更する大幅なバージョンアップとなるため,基本的には,現地に行く機会がある時に,直接ケーブルを接続して行うのが安全。
7.6 Etnaを使用した常時微動計測の注意事項
Etnaはデータを収録している最中に,前面の赤色LEDが1秒間隔で点滅する。常時微動は振動レベルが低いため,この1秒間隔のLED点滅に起因する電気ノイズがデータに入ってしまう現象が確認されている。そこで,常時微動計測を行う際は,データ収録時にLEDが点滅しないように設定を変更する必要がある。但し,設定変更を行うとEtnaが正常にデータ収録を行っているか確認ができないため,PCでモニタリングしながら計測をすることを勧める。 (詳細な内容)
<設定方法>
* AQ DIS 0 LEDを点滅させる
* AQ DIS 1 LEDを点滅させない7.7 ローレベルフォーマット
2004.9.5に発生した紀伊半島南東沖の地震において,名古屋大学内で継続時間が400秒程の貴重な記録が得られた。しかし,データによってはビット落ちが生じてしまっていた。この原因は,メモリカードへの書き込み時に発生していることが判明した。調査の結果,ビット落ちを防ぐためには,通常のフォーマット<ハイレベルフォーマット>だけではなく,<ローレベルフォーマット>を行えば良いことが分かった。
<実施方法>
フォーマットによりメモリカードに保存された全てのデータは消失するため,予め必要なデータはパソコン等にバックアップする。
PCとEtnaをRS-232Cケーブルで直接接続し,QuickTalkを起動する。
ターミナル画面を開いて以下のコマンドを入力する。
<ローレベルフォーマット>
* DG
DG> FOR
This command will format and check each disk sector
and may take a very long time to complete.
Do you wish to format drive A:? y
CAUTION: All data on this disk is about to be destroyed.
Enter 'destroy' to continue or <CR> to exit: destroy
ここで長時間掛かります。64MBのメモリで約1時間。
途中で文字化けするが,気にせずにズーッと待ち続ける。
ローレベルフォーマットが終了すると,DG> とダイアログが出るか,
文字化けしたまま止まっているはず。DG> Q (DGモードを終了するし,ハイレベルフォーマットを行う)
<ハイレベルフォーマット>(通常のフォーマット)
* FOR
Quick format drive A:? y
CAUTION: All data on this disk is about to be destroyed.
Enter 'destroy' to continue or <CR> to exit: destroy*
このプロンプトが出れば,作業終了。