地震計を設置するための穴
地盤調査(ボーリング)を行っ
た時の穴を有効活用します。
地盤調査は,通常 ,径75φ
で行われるため,地震計を設
置するために100φのケーシ
ング(鋼管)が入っています。 |
これが地中地震計。
僕自身,今回始めて見ました。
長さは約50cmです。 |
地震計の先端が地盤に刺さ
るように,右端にスパイクを
つ けました。 |
地震計は地下40mに設置する
ためには,これだけのケーブル
が必要です。 |
地下に押し込んだときに,地
震計だけ地下に刺さって,支
えていた棒がすっと抜けるよ
うに細工しておきます。 |
只今,作業中… |
簡単に曲がるピンを差し込ん
でおきます。 |
これがピンを差し込んだ状態。
ねじのすぐ左に見えるのが
そのピンです。 |
ワイヤーは地震計をゆっくり
とおろすための物です。また,
メンテナンスするときに,地震
計を引き上げるためも使用し
ます。 |
業者の方が丁寧に説明をして
下さっている最中です。 |
ピンはこんな感じで刺さっ
ています。 |
違う角度から見ると,このよう
になっています。 |
念には念を入れて,もう一枚
写真を撮っておきました。 |
地震計はちゃんとした方位に
設置しなければいけません。
そこで,設置するための方位
を決めています。 |
方位の決定は慎重に行わ
れます。 |
この木の向きが,地震計の
設置方位(真北)です。 |
いよいよ地中地震計の埋め
込みです。 |
「準備は良いですか~」と
仰って と思います。 |
徐々に穴に入っていきます。 |
左から,ロッド(鋼棒),
ケーブル,ワイヤー |
ロッド(鋼棒)を繋いでいます。 |
最終的には,下の金具,木材,
ロッドが同じ向きになるように
設置します。
これで地震計が正確な方位に
設置されます。 |